2014年8月15日金曜日

徒然なるままに

大丈夫か!?日本・・・。VS 頑張れ!オーストラリア!

現在日本出張中のリッキーでえす!連日うだるような暑さで、外で蝉しぐれが響く中、少々夏バテ気味っす・・・。早くオーストラリアに帰りたい・・・。

先日、Yahoo!のニュースで、日本の飲食業を営む会社プレナスが展開する「やよい軒」がシドニーにオーストラリア1号店となる「YAYOI」を出店したという記事を読みました。ビックリするのはその価格!「サバ塩焼き定食」がなんと2,500円(26豪ドル)ですって!他にも「和牛すき焼き定食」が3,200円(33豪ドル)など、日本のやよい軒を知る人にはとっても考えられない価格。私のイメージでは、やよい軒(昔はめしや丼という名前でした)といえばガッツリメニューを安価で食べさせてくれる庶民の味方のはず。私も学生時代には時々お世話になりました。

そういえば、日本でおなじみの100円ショップのダイソーが、オーストラリアでは2.8豪ドル(270円)ショップを展開しておりなかなか人気のようですし、オーストラリアでは日本よりモノが高く売れる!?のでしょうか。日本でこの価格であれば、ダイソーでもやよい軒でもお客さんが来なくなりそうですが・・・。この不思議な状況について、徒然なるままに、少しだけ私の個人的見解を述べてみたいと思います。

日本では、長くデフレが続いたため、国民の所得の伸びが抑えられてきました。その結果、お店側は絶え間ない企業努力で出来るだけ商品を安く顧客に提供することを目指すというカルチャーが出来上がり、結果として、お店側の生産性の向上が物価の安定に大きく貢献してきたように思うのです。

一方、オーストラリアはグローバルな資源ブームに乗り、日本がデフレの最中でも適度なインフレを伴って経済が成長してきました。その結果、国民の所得はあがりましたが、物価もこの20年でかなり上昇しています。

「所得は伸びないけれど、物価は安定している」ことと「所得は伸びるけれど、物価も上昇している」ことのどちらが良いのでしょうか?個人的には、あえて言えば、「バランス」が取れていればどちらでも良いと思っています。大切なのは「バランス」という4文字です。

ただ、残念なことに日本は政府と日銀がこのバランスを崩す急激な円安政策を取ってしまいました。その結果、「所得は伸びないけれど、物価が上昇している」という国民にとって想定以上に悪い方向に向かっているように感じます。消費税の更なる増税も控えてますし・・・。大丈夫か!?日本・・・

幸いなことにオーストラリアは、様々な点で日本とは状況が異なるため、「バランス」はまだ崩れていないように見受けられます。これからの数年間で、これまでデフレ下の日本でお店側が行ってきた生産性の向上、すなわち「絶え間ない企業努力で出来るだけコストを抑えることを目指すというカルチャー」を少しずつ根付かせることが、その後のオーストラリアの数十年を安定させる最も大切な要因であると感じています。だって、これ以上、サバ塩焼き定食が値上げになるとイヤでしょ!?このままいくと、あと数年で3,500円とかになるよ?いや、マジで。

日本の先行きに少し寒さを感じていただくことが一服の清涼剤に、と思ったのですが、日本の猛暑の前には役に立たないでしょうかね。真冬のオーストラリアの方が読むと凍っちゃったりして()


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